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頭部の症状 / 頚部・肩 / 上肢 / 胸部・背部 / 腰痛 / 股関節 / 鼠径部・大腿部 / / 下腿 /

  症状の説明と施術内容
頭部の症状(頭痛・めまい・耳鳴りなど) 
 頭痛
慢性の頭痛は大きく分けて、緊張型頭痛と片頭痛があります。
緊張型頭痛は肩や首などの筋のこりが原因でおこります。この中には頚椎の歪みからくる頚椎性の頭痛も含まれます。これにはカイロプラクティックによる施術が有効です。
一方、片頭痛は脳内の血管が何らかの原因で拡張し炎症がおこり、周辺の神経を圧迫するためにずきんずきんと脈打つように痛むのが特徴です。きっかけになる原因を見つけ出して生活習慣を改善し治療していく必要があります。頭痛が起こらなくするものではありませんがイミグランなどの特効薬が病院で処方してもらえるようになりました


なお今までに経験したことのないような頭痛、激しい頭痛は脳卒中などの可能性がありますので、すみやかに医療機関を受診しましょう。


 緊張型頭痛 頚椎性頭痛
頚部や肩のこり、頚椎の歪みが原因でおこる頭痛です。
痛みは2・3日〜1週間程度続く場合が多く、頭全体が重く感じたり、鉢巻で締め付けられるような痛みがしたりします。
頚部〜肩や後頭部にこりによる痛みがあり、多くの患者さんに頚椎の弯曲の異常が見られます。
正常な頚椎は前方に向かってゆるやかに弯曲していますが、それがまっすぐになって、頭部が前方に変位しているケースが多いようです。頚椎の可動域減少も見られます。

カイロプラクティックでは、筋膜リリースなどにより筋の緊張を取り除き、特に頚部から胸椎部分の姿勢のアンバランスを修正することで症状の改善をはかります。
その他、パソコンの位置や操作時の姿勢、職場や自宅でできる運動やストレッチなどのアドバイスも行なっています。


 片頭痛
片頭痛は神経血管性頭痛に分類されます。
セロトニンという脳内の物質が何らかの原因で減少することで血管が拡張し、血管の周囲にある神経が刺激されて炎症が起こり、脈動性のズキンズキンという痛みを感じるものです。
視覚的な前兆(閃輝暗点)を伴うものと、伴わないものがあります。

片頭痛では、脳内の血流が多くなると症状が悪化するため、入浴は避けたほうがよいでしょう。また、軽いものなら氷などで頭を冷やすと症状が改善します。

多くの場合、片頭痛になる引き金があるので、片頭痛が起こる前に何を食べたり飲んだりしたか、どういう環境にいたか、どういう行動を取っていたかなどを日記に記録しておくと治療の役に立ちます。
食べ物ではチョコレート、ワイン、チーズ、アルコールなどが引き金になることが多いようです。
また寝不足・寝過ぎなどの睡眠習慣や、過労・運動のし過ぎ、眩しい光、温度や気圧の変化、空腹、においなども引き金になることが多いようです。女性では生理に伴い片頭痛を起こすこともあります。
自分の片頭痛の引き金がわかったら、それを避けるよう生活を改善していくことが大切です。

最近ではトリプタン製剤といわれる特効薬が病院で処方されるようになっています。

カイロプラクティックでは頚椎・胸椎の矯正や頚椎周辺の筋の緩和、生活習慣の改善・食事などの指導を行うことで症状の改善をはかります。


 片頭痛の見分け方
自分の頭痛が片頭痛かどうかを簡単に見分ける方法を紹介します。
頭痛がしているとき、お辞儀をして頭を下げてみてください。
もしズキン・ズキンと痛みがひどくなるようなら片頭痛の可能性が高いです。
これは片頭痛のメカニズムを利用した検査方法です。片頭痛では脳内の血管が拡張し周辺の神経を圧迫して痛みが出るため、お辞儀をして血管の内圧が高まると痛みもひどくなります。
これはひとつの目安ですので、正式な診断はお医者さんにしてもらいましょう。
自分の頭痛の種類を知って適切な対応をとることが大切です。


 二階建て頭痛 (緊張型頭痛と片頭痛のダブルクラッシュ)
緊張型頭痛と片頭痛はそれぞれ異なったメカニズムで起こることはお話しましたが、稀にこれらの頭痛の両方が同時に起こったり、緊張型頭痛がきっかけになって片頭痛が起こったりすることがあります。これを「二階建て頭痛」とか「ダブルクラッシュ」とかいいます。
このような場合厄介なのは、二種類の頭痛の治療方法が相反することです。
緊張型頭痛には入浴やマッサージなどの筋肉を緩和する治療が有効ですが、一方片頭痛は、血行が良くなるこれらの方法は逆効果になります。
このような場合は、緊張型頭痛の原因になっているトリガーポイントや頚椎の歪みを取り除くピンポイントの施術をおこない、症状の緩和を図ることが有効です。


 めまい
めまいは高齢者の30%が経験しているそうです。高齢者は特に薬の副作用でめまいが起こる傾向がより強く、若い世代よりもバランス感覚の代償作用が欠如しているためにめまいがおこりやすくなります。
バランス感覚は、視覚、固有受容器、前庭神経がすべて統合されたものです。一つが機能不全になると、神経系はインプットを調整して、他のシステムで適応しようとします。高齢者では全ての神経系で全体的な機能低下が生じているため、めまいを治りにくくしています。

その他、めまいは脳腫瘍、脳血管障害など様々な原因で起こりますので、症状がひどい時は、まず専門医を受診しましょう。
頚部筋肉のこりや、頚椎損傷もめまいの原因になります。このようなタイプのめまいにはカイロプラクティックが有効です。

 耳鳴り
耳鳴りは比較的よくある症状で約5%の人が経験すると言われています。
よくあるのは「キーンと鳴る」感じですが、他にも様々な症状が含まれます。
耳鳴りには患者にしか聞こえない主観的耳鳴りと、検査者にも聞こえる客観的耳鳴りがあります。
客観的耳鳴りは血管中を流れる血流音の場合が多いようです。
大脳などに原因がある耳鳴りは専門医にかかる必要があります。

一部の筋肉や筋膜の緊張によって耳鳴りが引き起こされる場合があります。
肩こりがひどくて耳鳴りがする場合や首が痛くて耳鳴りがするような場合は、カイロプラクティックの施術をお試しください。

 顎関節症
口を大きく開けられない、口を開けると痛い、開けるときにカクカクと音がする、噛みしめると顎が痛い、などの症状を顎関節症といいます。顎の関節は滑膜性の関節なので、他の関節と同じように、関節包炎、滑膜炎、変形性関節症などを発症します。また咀嚼筋という顎を動かす筋肉のアンバランスによって口が左右均等に開けないようになり、顔に歪みが生じる場合もあります。
このような症状により肩こりや頭痛・頚部痛・耳鳴りなどの症状が引き起こされることもあれば、逆に肩・首のこりや姿勢の悪さから、顎関節症を引き起こすこともあります。歯並びの悪さや、歯ぎしりなどが顎関節症の原因にもなります。

口腔外科などではマウスピースを使用した治療を行なっていますが、なかなか効果が上がらないという話をよく聞きます。

このような症状に対しては、咀嚼筋のバランスを整え、関節包の拘縮を取り、関節円板の変位を改善し、運動学的に正しい口の開き方を指導し、頚椎や肩こりに対する施術を一緒に行うことで、症状にかなりの改善が見られるケースが多くあります。顎関節症でお困りの場合もカイロプラクティックをお試しください。

頚部 ・ 肩の症状
 頚椎ヘルニア
ヘルニアというと腰椎の椎間板でおこるのが一般的ですが、頚椎でもヘルニアは起こります。
特に下部頚椎(頚部の付け根)でおこり安い傾向が有ります。
症状としては頚部痛と上肢の痛み、しびれ、肩甲骨間の痛みなどがあります。ほとんどの場合左右どちらか一方に症状が現れます。
原因は、頚部の神経の出口で神経根と呼ばれる部分が、椎間板の飛び出した部分で圧迫されることです。この神経は上肢へつながっているため、上肢にも痛みやしびれが現れます。年齢が高い人は軟骨のすり減りにより、骨が変形し神経を圧迫することがあるので、レントゲンで確認することをおすすめします。
このような症状は一日中下を向いて仕事をしている人によく見られます。前かがみの姿勢により下部頚椎に負担がかかり、ヘルニアになってしまいます。

カイロプラクティックでは、筋肉のバランスを改善し、特に頚部の前弯を改善することで、頚部にかかる負担を軽減する施術を行います。また、特殊な体操によってヘルニアを改善するように指導します。


 胸郭出口症候群
上肢に痛みやしびれのでる症状は頚椎ヘルニアだけではありません。
胸郭出口症候群もそのひとつです。
これは頚部から出て上肢に向かう神経(腕神経叢:わんしんけいそう)が胸郭出口(頚部の付け根〜胸のあたり)のどこかで圧迫されることでおこる症状です。圧迫される箇所によって胸郭出口症候群はさらに次のように分類されます。
 @ 斜角筋症候群
 A 肋鎖症候群
 B 小胸筋症候群
 C 頚肋症候群

斜角筋症候群は頚部の前側にある斜角筋の緊張によって、その間を通過する腕神経叢が圧迫されることで起こります。
肋鎖症候群は第一肋骨と鎖骨の間で腕神経叢が圧迫されることで起こります。
小胸筋症候群は大胸筋の下にある小胸筋で腕神経叢が圧迫されることで起こります。
頚肋症候群の頚肋とは第7頚椎にできた肋骨のことですが、これにより腕神経叢が圧迫されることで起こります。これは先天的異常で人口の1%に頚肋があり、そのうち症状があるのは10%ぐらいだといわれます。

いずれも、どの部分で圧迫が起こっているかを検査して、その部分の筋・筋膜リリースを行い、筋肉や関節(姿勢)を矯正することで症状を改善していきます。


 寝違い
朝起きたら首が回らなくなっていたという症状は誰でも一度は経験したことがあると思います。寝違いは頚部の筋肉や筋膜の捻挫によって起こります。寝ている間に無意識のうちに頚部を無理に動かして、損傷してしまうことが原因です。寝違いを起こしやすい筋肉の代表は胸鎖乳突筋や肩甲挙筋です。
寝違いを起こしたときは15分程度のアイシングを行い、安静を保ちましょう。2・3日で痛みが取れてくると思います。

寝違いを起こしやすい人は筋肉のが硬くなってしまっていることが多いので、定期的に手入れをすることをおすすめします。

 肩こり
先日、あるクイズ番組で「宇宙では、我々がよく経験するある症状が軽くなると言われていますがそれはなんでしょう?」という問題が出題されていました。
答えは「肩こり」でした。
宇宙では重力が無いので、頚の筋肉が重い頭を支える必要がなく負担がかからないので、肩こりになりません。
肩こりは肩周辺の筋肉の疲労によって起こります。
肩から首にかけては、僧帽筋や肩甲挙筋などの筋肉が、脊柱と肩甲骨の間には菱形筋という筋肉が付着しています。
猫背や頭が肩よりも前に出た悪い姿勢で長時間過ごすと、これらの筋肉は硬く緊張した状態になり、血行障害を起こし疲労が蓄積していきます。これが肩こりの原因です。
最近ではパソコンや携帯電話、ゲーム機などで肩こりになる人が増えています。

肩こりの人には、頚椎の前弯減少(ストレートネック)、胸椎の過剰な後弯(猫背)などの異常が多く見られます。

カイロプラクティックでは、この脊柱の弯曲異常に着目し、これを正常な状態に改善し、頭部を支えやすくできるようにして、肩の筋肉にかかるストレスを軽減させるような施術を行います。


 上部交差症候群
上部交差症候群というのは、長時間のパソコンや工場での検査業務などいつも下を向いて仕事をしている人によく見られる、姿勢の異常にともなって起こる様々な症状のことです。
姿勢の異常には次のような特徴が見られます。

  ・頭が肩よりも前に出ている
   (頭部の前方変位)
  ・顎が上がっている
  ・肩が前に入り込んでいる
   (巻き肩)
  ・背中が丸まっている
   (猫背)
  ・頚椎に反りがない
   (ストレートネック)

これは後頭部の筋肉(後頭下筋群・上部僧帽筋など)、首の後ろから前に向かってついている胸鎖乳突筋、胸筋などが硬くなり、一方、肩から背中にかけての筋肉(中部・下部僧帽筋)や首の前側の筋肉(頚部屈曲筋)が筋力低下した、バランスが崩れた状態です。
このような姿勢を長期間続けると、頚部や肩のこり頭痛めまい顎関節症頚椎ヘルニア、変形性頸椎症などの症状が起こってきます。

このような場合、姿勢を改善するためには、硬くなっている筋肉のストレッチと弱くなっている筋肉の強化を並行して行わなければ良い結果を得られまっせん。
カイロプラクティックでは、硬くなった筋肉を緩和し、矯正やモビライゼーションにより頚椎の可動域を改善し、また自宅で簡単にできる筋力アップの方法を指導します。


 頚部の脊柱管狭窄症
脊柱管とは脊髄が通る背骨の中の管をいいます。これが何らかの原因で狭くなり脊髄が圧迫された状態を脊柱管狭窄といいます。
腰椎と同様に頚椎でも脊柱管狭窄が起こります。
原因としてはヘルニアが真後ろに飛び出す正中ヘルニア、腫瘍、脊柱内の靭帯の骨化など様々なものが考えられます。

次のような症状の場合は専門医を受診する事をおすすめします。
 ・両手の不器用さ
 ・歩行困難
 ・排尿障害
 ・両手の激しい痛み


 変形性頚椎症
化に伴う頚椎の変形による頚部痛・肩こり・上肢の痺れなどの症状を変形性頸椎症といいます。
老化に伴い椎間板の水分が失われてくると、椎間板の弾力がなくなり、つぶれて薄くなってきます。すると関節軟骨に負担がかかり、軟骨が擦り減ったり、擦り減った部分に骨棘という余分な骨が形成されたりするようになります。
このような頚椎の変形によって、上肢などへつながっている神経が、頚椎の出口の椎間孔という部分で圧迫されるようになります。すると頚部や上肢、肩、背中などにも痛みや痺れなどを感じるようになります。

変形してしまった頚椎はもとには戻りませんので、そうならないように予防することが最も重要です。そのためにも日頃から頚部の負担になるような猫背や頭を前に突き出したような姿勢を改善することが必要です。

カイロプラクティックでは、頚部にかかる負担を軽減するため、頚部周辺の筋肉のバランスを整え、関節の柔軟性を改善し、良い姿勢を維持できるように指導することで症状の改善をはかります。


 鞭打ち症
車に乗っていて、追突したり、追突されたりした時に頚部に起きる損傷を鞭打ち症といいます。頚部に横方向に鞭で打たれたような跡ができることからこの名が付けられています。
過伸展・過屈曲障害であるため、頚部の前側にも後側にも損傷を受けることになります。
前側は、過伸展によって胸鎖乳突筋という筋肉が引き伸ばされて損傷します。また前縦靭帯という脊柱の前側を覆う靭帯を痛めることもあります。
後側は過屈曲によって棘上靭帯、棘間靭帯、項靭帯、関節包靭帯、黄色靭帯などが損傷を受けます。また過伸展により、椎間関節も損傷を受けます。
これにより頚部の前弯曲が消失し、頭部を支えることが困難になります。

鞭打ち症では、靭帯が損傷を受けるときに、骨を一緒に剥離してしまう骨折(ティア・ドロップ骨折)を起こすことがありますので、速やかに整形外科でレントゲンを撮影することをお勧めします。
また、怪我をした時は何ともなくても、数日から一週間ぐらいして痛みが現れることもあります。

急性期には炎症や強い痛みがあるため、アイシングやテーピングなどを施し安静にします。
炎症が治まったら、頚部の筋肉の調整(緩和と強化)、筋・筋膜リリース、前弯曲を回復するための矯正などを行います。また、自宅でのケア方法などもご指導させていただいています。


 五十肩・四十肩
五十肩・四十肩というのは肩関節におこる炎症のことで
肩腱板炎、上腕二頭筋腱炎、癒着性関節包炎、癒着性滑液包炎などの総称で肩関節周囲炎のことを言います。
痛みをともない肩が動かなくなってしまう症状が現れます。特に髪の毛を櫛でとかすような動作ができなくなってしまいます。
癒着性関節包炎の場合、症状に三つの段階があります。

1. 急性炎症期:中〜強い痛みがおこり
  肩が動かせなくなる。
2. 亜急性期:急性期から1〜3ヶ月後、
  痛みは減少するが、挙上・外旋の
  可動域が著しく減少する
3. 慢性期(解凍期)
  徐々に可動域は改善するが
  依然として可動域は小さい

五十肩は放置しておいても痛みは治まってきますが、痛みがなくなったあとも可動域に制限が残ってしまう場合が多いようです。
各段階に応じたケアが必要になります。
急性期は痛みを軽減させることが大切です。この段階では強い矯正や運動は避けたほうがよいでしょう。
亜急性期・慢性期には筋膜リリースや各種のエクササイズなどを行い、痛みをおさえながら、可動域を大きくしていきます。
完治には時間がかかる場合が多いので根気よくケアを続けましょう。


 インピンジメント症候群
腕を90°よりも高く上げた場合に肩に痛みがでる場合は、インピンジメント症候群が疑われます。
インピンジメントとは「侵害」とか「衝突」という意味です。
肩甲骨には肩峰や烏口突起という出っ張った部分があり、それらは靭帯によってアーチのようにつながっています。
その下には肩の筋・腱、滑液包などの軟組織が有ります。
肩を90°以上に曲げた時、このアーチ状の部分と上腕骨の間にこれらの軟組織がサンドイッチされると痛みがおこります。
これをインピンジメント症候群といいます。
原因としては次のようなことが考えられます。
 ・ 老化や使い過ぎによる
  肩峰の変性・骨棘。
 ・ 先天的に肩峰がインピンジメントを
  起こしやすい形状になっている。
 ・ 肩峰下軟組織の炎症
 ・ 使い過ぎにより筋肉のアンバランスが
  おこり、上腕骨が上方に変位する。

カイロプラクティックではインナーマッスルの筋・腱、軟組織の筋膜リリースを行い、上腕骨を矯正することで症状の改善をはかります。


ローテーターカフ(肩腱板)腱炎・ローテーターカフ断裂
ローテーターカフカフとは、肩関節を安定化させる働きを持つ4つのインナーマッスルで、
棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋を指します。肩腱板とも言われます。
これらの腱は炎症を起こしたり、断裂する場合があります。特に棘上筋の腱は血液の供給に乏しく、常に上腕骨頭と烏口肩峰靭帯の間に挟まれて摩擦が起こりやすいため、炎症や断裂の好発部位になっています。
断裂には部分断裂と完全断裂がありますが、完全断裂の場合は整形外科での手術が必要です。
断裂は転んで手をついたり、重い物を持ち上げたりしておこることが多いですが、高齢者では慢性的な退化性の変性によっておこることもあります。
腕を上げると痛みがでる、腕が上がらないなどの症状が出ます。

炎症・変性により癒着が起こるため、アイシング、癒着の剥離、可動域の回復、筋力の強化などのリハビリプログラムを行っていく必要があります。


 肩関節の不安定性
手を頭よりも高い所で作業したときに、すぐに腕がだるくなってしまったり、突然に腕を引っ張られたときに痛みや腕全体がだるくなったりする場合は、肩関節に不安定性があるかもしれません。これは生まれつき肩の関節包が弛緩している場合におこる症状です。スポーツなどで肩が引っ張られると症状が現れますが、通常は無症状です。

緩くなった関節包をサポートするため、肩周りの筋肉を強化する必要があります。
特にローテーターカフの強化が重要です。


 外側腋窩裂症候群 (大円筋症候群)
肩〜上腕に痛みやだるさ・しびれなどが現れる症状です。悪化すると三角筋という肩の筋肉が萎縮することもあります。
外側腋窩裂というのは、腋の下にある上腕三頭や大円筋などで囲まれたエリアのことで、ここを腋窩神経や後上腕回旋動脈が通っています。この部分で筋肉の緊張が強くなったり、癒着などがおこると神経を圧迫することがあります。この神経は肩の筋肉や皮膚感覚を支配しているので、異常は肩周辺に現れます。オーバーヘッドの投球動作などで症状が悪化する場合もあるようです。

問題のある部分へのフリクション・テクニックや筋膜リリース、ストレッチやインナーマッスルの強化などによって症状の改善をはかります。


 スイマーズ・ショルダー(水泳肩)
スイマーズ・ショルダーは、水泳による肩の使い過ぎによって起こるインピンジメント症候群です。
肩の安定化筋であるローテーターカフと肩甲骨や上腕骨を動かす大きな筋肉のアンバランスにより、上腕骨頭が上方変位を起こし、鳥口肩峰アーチに棘上筋が挟まれて痛みを生じます。

次のような要因で発症しやすくなります。
 ・主に胸筋が発達し過ぎている場合
 ・スイマーが技術的に未熟な場合
 ・過度なトレーニングで
  肩を使い過ぎている場合
 ・肩関節が不安定な場合

ローテーターカフの強化するリハビリプログラムと適切なストロークの指導を行うと共に、ローテーターカフに対して筋膜リリースやフリクション・テクニックを施すことによって症状の改善を図っていきます。


 野球肩(スローイング・ショルダー)
野球のピッチャーに代表されるような投球種目や、投擲種目などの外傷性や使い過ぎによって起こる障害を野球肩またはスローイング・ショルダーといいます。

投球・投擲の動作は5つのフェーズ(相)に分けて分析することで、どの部分を傷害しているのかを見極めるのに役立ちます。フェーズによって損傷を受けやすい部位が異なるためです。

フェーズ1 ・・・ ワインドアップ期
 : 振りかぶる動作
フェーズ2 ・・・ コッキング前期
 : 腕を後ろへもってくる動作
フェーズ3 ・・・ コッキング後期
 : 腕を頭の上へもってくる動作
フェーズ4 ・・・ 加速期
 : ボールを離すまでの動作
フェーズ5 ・・・ フォロースルー期
 : ボールを離してから終わりまで

このうち損傷が起こりやすいのは、コッキング期とフォロースルー期です。
損傷の内容は、関節唇(関節窩周囲の土手)の損傷、ローテーターカフ断裂・腱炎、滑液包炎、インピンジメント症候群など様々な障害が起こる可能性があるので、痛みの場所や検査によって、損傷箇所を特定する必要があります。

投球フォームの修正、筋・筋膜リリース、フリクション・テクニックなどの手技、ローテーターカフのリハビリなどによって症状の改善をはかります。



上肢の症状
 外側上顆炎(テニス肘)
スポーツや仕事で手首の運動を繰り返す人に多い症状が外側上顆炎です。
特にテニスの選手に多いことからテニス肘とも呼ばれます。
手首を反らせる筋肉(伸展筋)は肘の外側に付着部があります。この動作を繰り返しているうちに、この筋肉や腱に炎症がおこり、肘の外側に痛みを感じるようになります。

急性期にはアイシングや安静にし、運動内容の調整をし、必要に応じてテーピングなどにより固定します。
亜急性期にはフリクション・テクニックや筋膜リリース、モビライゼーション、矯正などの施術をおこない症状を改善させていきます。


 内側上顆炎(ゴルフ肘)
スポーツではサーブ、オーバーヘッドやフォアハンドのストローク、ゴルフ、投球など、
仕事では金槌やねじ回しなどをよく使う場合に、肘の内側に痛みがでる症状です。
手首を曲げる筋肉(手根屈筋)や前腕を内側にひねる動作を行う筋肉(円回内筋)の付着部の筋や腱の炎症が原因です。

急性期にはアイシングや安静にし、運動内容の調整をし、必要に応じてテーピングなどにより固定します。
亜急性期にはフリクション・テクニックや筋膜リリース、モビライゼーション、矯正などの施術をおこない症状を改善させていきます。


 上腕三頭筋腱炎(後部テニス肘)
スポーツによって生じる肘の痛みの一つに上腕三頭筋腱炎があります。
テニスや野球のピッチャー、砲丸投げなど、肘を伸ばす動作を繰り返すスポーツでよく起こります。
これは肘を伸ばす筋肉(上腕三頭筋)の腱に断裂や炎症がおこっている状態です。


急性期にはアイシング、安静、運動内容の調整、テーピングなどをおこないます。
亜急性期にはフリクション・テクニックや筋膜リリースなどの施術をおこない症状を改善させていきます。


 肘部管症候群(肘トンネル症候群
症状としては、前腕内側の痛みや小指・薬指にしびれ・感覚麻痺などが現れます。
投球や投てき種目で肘の内側を伸長することで起こります。その他、ウエイトトレーニングで短期間に前腕の筋肉をつけた場合や大工仕事などでも起こることがあります。
肘の内側には尺骨神経という神経が通っており、小指・薬指までつながっています。
肘や手首の筋肉を使い過ぎると、この部分の軟部組織が硬くなり、神経を圧迫するため、神経の支配している部分に痛みやしびれが生じます。

頚椎による神経根圧迫(頚椎ヘルニアなど)や胸郭出口での腕神経叢圧迫との鑑別が必要です。

フリクション・テクニックや筋膜リリース・筋肉緩和操作などによって症状の改善をはかっていきます。

 橈骨管症候群(橈骨トンネル症候群)
症状としては前腕外側 (手の甲側) にだるさ・しびれや痛みが現れます。

橈骨神経は手の甲や上肢の背側を支配する神経ですが、その通り道の橈骨管という部分で圧迫を受けると症状がでます。具体的には手首をそらせる筋肉や、手首を返す筋肉、橈骨頭という骨の出っ張った部分、靭帯の一部などが神経を圧迫します。
頚椎による神経根圧迫(頚椎ヘルニアなど)や胸郭出口での腕神経叢圧迫でも同じようにな症状が出るので鑑別が必要です。

腕の使い過ぎの場合には安静にすることが必要です。フリクション・テクニックや筋膜リリース・筋肉緩和操作、橈骨頭の矯正などによって症状の改善をはかっていきます。


 インターセクション症候群
親指側の手首から約2〜5cm肘よりに痛みや腫れが起こる症状です。

この部分では、長母指外転筋と短母指伸筋の腱が、短橈側手根伸筋・長橈側手根伸筋や長母指伸筋と交差しています。指を使い過ぎるとこの部分に摩擦がおこり、腱鞘炎になってしまいます。
インターセクションとは交差という意味です。
テニス、ウエイトリフティング、ボートなどのスポーツでよく見られる症状です。

初期にはアイシングを行い安静にすることが重要です。
フリクション・テクニックや筋膜リリース、ストレッチなどの手技によって症状の改善をはかります。

 手根管症候群
手掌、特に母指・示指・中指と薬指(の中指側半分)にしびれや感覚麻痺が起こります。中指にしびれが出る場合が最も多いようです。指先が器用に動かせなくなることもあります。また夜間に症状が悪化します。

手掌の感覚を支配する正中神経は、手首にある手根管という部分を通過しますが、ここが狭くなると、神経が圧迫されて症状がでます。原因は骨折・脱臼ような外傷性、靭帯と神経の癒着、あるいは妊娠・リュウマチ・糖尿病、更年期特有のむくみ(女性ホルモンのバランスが崩れることによる)、ガングリオン(脂肪のかたまり)などがあり、女性に多くみられます。

圧迫を避けるためテーピングなどを行い、安静にし、ビタミンBを取るようにするとよいでしょう。
ストレッチ、筋の緩和、手根骨の矯正、筋膜リリースなどの施術により症状の改善をはかります。


 ガイヨン管症候群 (サイクリスト・パルジー)
手掌の付け根(手根)の小指側にガイヨン管という尺骨神経の通り道があります。この部分で神経が圧迫されると、小指と薬指の小指側半分にしびれが起こります。長時間、自転車に乗っていて、ハンドルを握った状態で体重をかけていると、小指側がしびれるため、別名サイクリスト・パルジー(自転車麻痺)とも呼ばれます。骨折などの外傷やガングリオン(脂肪の塊)でも起こることがあります。

症状を誘発するような刺激的な活動をさけ、安静にする必要があります。またサイクリストの場合は、自転車のハンドルバーの高さやポジションを変更するとよいでしょう。

筋膜リリースやストレッチなどによって症状の改善をはかります。


 ばね指 ・ 腱鞘炎
指を曲げたり伸ばしたりする筋肉につながっている腱は腱鞘という滑膜でできた鞘(さや)の中を通る構造になっています。これは動きをスムーズにするためのものですが、何らかの原因でここが炎症をお起こし腫れたり肥厚したりすると、逆に動きが悪くなり、曲げた指を伸ばす時引っかかり、それが外れるとバネのようにスナップするのでばね指ともいわれます。曲げた指を他動的に伸ばさないと伸びない場合もあります。

腱鞘が炎症を起こす原因は感染症や外傷、先天的な異常など様々です。更年期の女性に多いのはホルモンのバランスが変化し腱鞘に浮腫が起こるためだと考えられます。職業上、指を酷使する人にもよく見られます。

刺激的な活動を避けて安静にすることが大切です。
手技療法ではフリクション・テクニックや筋膜リリーステクニックで癒着を剥離し、関節のモビライゼーションを行い、各種ストレッチにより症状の改善をはかります。


 指の変形性関節症
変形性関節症は、股関節など体重を支える関節によく起こりますが、手の指の関節にも起こります。
更年期の女性や、指をよく使う仕事の人に多く見られます。指の関節に痛み・腫れ・変形・可動域制限・こわばりなどの症状がおこります。これは関節の軟骨のすり減りによるもので、進行すると関節が腫れたように膨らんできます。どの指の関節でも発症しますが、多いのは指先に近い関節に起こる変形(ヘバーデン結節)、指先から二番目の関節に起こる変形(ブシャー結節)です。親指の付け根に起こるものはCM関節症などと呼ばれます。多くの場合左右両方に発症します。変形が進行している間は痛みが強く、数年続く場合もありますが、変形が止まると痛みは治まってきます。変形した関節は元には戻らないため、変形が進行しないようにすることが大切です。
また、同じような症状がでる病気にリウマチ性関節炎、乾癬性関節炎などもあるので、症状のある場合は血液検査を受けることをおすすめします。

対処方法としては、まず安静を保つことが重要です。関節の周りにテーピングをおこない、関節にかかる負担を少なくするとようでしょう。

カイロプラクティックでは関節の隙間を広げ可動域を改善がするためモビライゼーション、関節や軟組織の癒着を取り除くために筋膜リリース、関節の痛みを緩和する矯正などを行うことで症状の改善をはかります。



 指のリウマチ性関節炎
リウマチは体の免疫系に異常がおこり、関節に炎症や変形を引き起こす自己免疫性疾患です。
症状としては関節に腫れ・痛みが生じ、症状が進行すると関節の変形などが起こります。体中の関節で症状が現れますが、手では指の付け根の関節や指先から二番目の関節、手首の関節に症状が現れることが多いようです。血液検査やレントゲンなどにより診断を確定します。
変形性関節症との区別がつきにくいですが、朝起きた時のこわばりが、30分以内に治まるなら、変形性関節症、1時間以上続く場合はリウマチの可能性が高くなります。
治療は主に薬物治療が行われます。関節に過度な負担をかけないようにし、ストレスをためない生活を心がけることが大切です。また、握力や母指と示指でつまむ力を強化するエクササイズをリハビリとして行うことで症状の改善をはかります。



胸部・背部の症状
 肩甲骨間部のこり・痛み
背中が丸まった猫背の姿勢の人によく見られる症状に肩甲骨間のこりや痛みがあります。
中部・下部僧帽筋や菱形筋などの肩甲骨を動かす筋肉や、脊柱起立筋などの姿勢筋のこりによるものです。
背中が丸まった姿勢では肩甲骨は背骨から離れる方向に移動(外転)します。この時、筋肉は伸張性収縮という伸びた状態で縮もうとする状態を強いられます。これが長時間続くと筋肉は疲労しカチカチになってしまいます。また前かがみの姿勢でも脊柱起立筋が伸びた状態になり同様なことが起こります。

このようなこりの改善には良い姿勢を維持することが最も重要です。
良い姿勢を維持できるように胸椎の矯正や肩甲骨周辺の筋肉の癒着リリース、可動域の改善・筋肉の緩和を行うことで、症状改善をはかります。
また、予防のために、ストレッチや筋力をアップするためのエクササズなどの指導をおこなっています。



 背部痛
背部痛には様々な原因がありますが、結構多いのが姿勢性の背部痛です。
肩甲骨の間から腰の上のあたりにかけて慢性的な痛みが起こります。運動などで改善しますが、デスクワークで悪化する傾向があります。
これは体の前側の筋と後ろ側の筋がアンバランスになり、頭部の前方変位を伴う猫背になって、常に背中の筋肉が伸びた状態で縮もうとする伸張性収縮という状態になるため、疲労が蓄積し、血行障害を起こし、痛みを伴うようになった状態です。

このような場合、胸椎の矯正により可動性を改善させ、こった筋肉を調整することが必要です。
再発防止のためのエクササイズとしては、胸筋のストレッチや肩甲骨間筋・下部僧帽筋・脊柱起立筋などの筋力アップが重要です。
またデスクワークの環境を人間工学的に評価して、椅子や机の高さ、パソコンのモニターの位置などを調整できるようにアドバイスを行なっています。



 側弯症
側弯症は脊柱の側方への変位、ねじれ、前弯・後弯の異常などを伴うゆがみのことで、肩の高さの違いや、前屈した時の左右の背中の高さの違いなどによって見つけることができます。腰痛や肩こりなどの原因になったり、重症の場合は心肺機能に影響したりすることもあります。

側弯症はまず大きく機能的側弯症はと構造的側弯症に分類されます。
機能的側弯症は骨の変形を伴わない見かけの側弯症で、筋肉のアンバランスな緊張や、痛みを回避するために起こる鎮痛姿勢などによって起こるものです。姿勢を変えると側弯が消失するという特徴があります。例えば立位で側弯があっても、うつ伏せに寝たら側弯が消える場合などです。このような側弯は、筋肉の緊張を緩和し、骨盤や脊柱などの問題が起こっている関節を矯正することで改善することが可能です。


構造的側弯症は骨の変形を伴うもので、先天的な奇形によるもの、原因がよくわかっていない特発性のもの、神経線維腫などの神経系の疾患に伴って現れるもの、圧迫骨折などによって起こるものなどがあり、これらは側弯症専門の整形外科での治療を必要とします。
特に特発性側弯症は年齢により乳幼児型、幼児型、思春期型に分類されます。
この中で最も多いのは思春期型です。思春期型は女子に多く見られ男子の7倍といわれています。
子供に側弯症が見つかった場合、進行性かどうかが重要なポイントになります。進行性の側弯症は非常に稀ですが、定期的にレントゲンで確認する必要があるので、整形外科で検査することを推奨します。進行性の場合、成長が止まるまでは進行するので、早期に発見して装具などで治療するとともに、運動療法を行うこととで進行を抑えることが出来ます。
6〜8歳の時期に背骨を中心とした姿勢の検査を受けることをお勧めします。

成人の側弯症は一般的に進行性ではないことが多いですが、まれに進行性で心肺機能などに影響が出る場合があり、重症のものは手術などを考えるケースもあります。

進行性ではなく、変形によって慢性的な痛みを生じるような場合、側弯そのものを改善することは難しいですが、カイロプラクティックなどの施術を受けながら痛みのコントロールを行い、上手に付き合っていくのがよいでしょう。施術を受けることによって筋の緊張を緩和させ、運動によって背筋や腹筋などを強化して症状を緩和させていくのがよいと考えます。



 胸椎過後弯曲(円背、猫背)
胸椎の部分で正常範囲を超えて背中が丸まった状態を胸椎過後弯曲といいます。
これは機能的なものと構造的なものに大きく分けることができます。

機能的なものとは、背骨には異常はないが筋肉のアンバランスによって姿勢が悪くなっている状態です。特に若い人ではまだ筋肉が未発達なことが多く、猫背の姿勢になる場合が多いようです。
また猫背姿勢を長年続けていると体にそのような癖が染み付いてしまい。改善することが難しくなってきます。
悪い姿勢は肩や首、背中のこりや痛みの原因にもなるため、意識して直していくことが重要です。
硬くなった筋肉の緩和や、筋膜の癒着を剥離することで症状の改善をはかります。また背骨や骨盤を中心に関節の矯正を行うことで歪みを取り除き、関節の柔軟性や可動域の改善をはかります。
さらに再発を防止するため、背筋や腹筋など体幹を支える筋肉を強化し、柔軟性を高めるためのエクササイズを指導しています。

構造的なものとは、骨粗しょう症の高齢者では背骨の前側がつぶれる圧迫骨折、若い人ではショイエルマン病という病気で猫背になる場合などが代表的なものです。

ショイエルマン病は小柄な男性に多く、遺伝によるものと、重量挙げや体操選手などに発症する外傷性のものがあります。軽度の場合はカイロプラクティックなどの保存療法で対処できますが、重度の場合は装具や手術が必要になることもあります。

構造的な後弯により肩こりや背部痛が生じる場合は、対処的にカイロプラクティックによるケアをおこなうとよいでしょう。


腰痛
 腰椎椎間板ヘルニア
5つある腰椎の間には椎間板というクッションの役割を果たす円盤状の組織があり、その内部には髄核という水分を多く含んだ組織があります。
重い物を持ち上げたときなどに、この髄核が椎間板の外に飛び出してしまい、下肢へ行く神経の神経根という部分を圧迫すると腰痛と下肢のしびれや鈍痛(坐骨神経痛)といった症状が起こります。これが椎間板ヘルニアです。

椎間板ヘルニアはその程度によって軽度から重度まで4段階に分類されます。これはMRIなどの画像検査によって判断することができます。
重度のものは外科手術や内視鏡により、飛び出した髄核を除去す手術が必要になります。
軽度のものは整形外科では牽引治療(実はあまり効果が無い)や神経ブロックなどの治療を行ないます。
 
しかしながら、最近の研究では、多くの人に椎間板ヘルニアがあり、その多くは無症状だという報告がされています。このような人がある日、椎間板ヘルニア以外の原因で腰痛や坐骨神経痛になり、整形外科へ行ったら、画像検査でもともとあった無症状のヘルニアが確認され、それがこの腰痛の原因だといわれ、患者もそれを信じて手術したが、一向に症状が解消されないというケースが少なからずあるようです。
たとえ整形外科でヘルニアだと診断されても、それが直接腰痛の原因になっているとは限らないことを知っておいた方がいいですし、カイロプラクティックではそのような画像検査に写らない潜在的な原因の腰痛にも対処できますので、手術する前に保存的治療を納得の行くまで試してみることをお勧めします。

カイロプラクティックでは、脊柱周辺の筋肉のバランスを整え、軟組織の癒着を改善し、骨盤・脊柱を矯正することで、椎間板のねじれを取り除き、腰椎への負担を軽減し、自然治癒力の向上をはかります。マッケンジー体操なども有効です。


 椎間板ヘルニアの予防
椎間板ヘルニアは日頃デスクワークをしている人が、重い物を持ち上げたときなどに起こりやすい症状です。
長時間、腰を落とし背中を丸めた悪い姿勢で座っていると腰椎椎間板に負担がかかり続ける事になり、次第に椎間板が変性を起こします。変性を起こした椎間板はダメージを受けやすい状態になります。このような状態で前かがみになって重い物を持ちあげると椎間板の前側がつぶれ後ろ側が広がり、中身が後ろに押し出され、椎間板が裂けてしまいます。椎間板はねじれに弱いため、斜め前にある物をかがんで持ち上げるような屈曲と体を捻る動作が一緒になると椎間板を損傷するリスクが高まります。

そこで椎間板ヘルニアを予防するためには日頃から以下のことを心がけるといいでしょう。
@ 座る姿勢に気をつける:
  骨盤を前傾させ腰骨がやや前に
  そった良い姿勢で座る。
A 座りっぱなしにならないように、
  30分か1時間ごとに立って体を動かす。
B 重い物を持つときは腰をかがめて持たない。
  お腹に力を入れ、
  荷物の正面で膝を曲げて持ってから
  立ち上がる。
C 日頃から腹筋、背筋をきたえ、
  お尻や太ももの後ろの筋肉をストレッチする。


 椎間板ヘルニアと思われるときはまずは画像検査を
下肢へのしびれや痛みなどを伴なう腰痛の場合は、椎間板ヘルニアの可能性が高くなります。
そのような場合は、まず整形外科を受診してMRI検査を受け、どの程度椎間板の中身が飛び出しているのかを調べてもらうことが大切です。レントゲンでは椎間板の中身までは写りませんが、MRIではかなり正確にみることができます。
椎間板ヘルニアは飛び出しの程度によって4段階に分類されます。

 レベル1:
  椎間板が少し膨らんでいる程度
 レベル2:
  椎間板が突出している状態
 レベル3:
  ヘルニアが椎間板から完全に
  脱出してしまっている状態
 レベル4:
  脱出したヘルニアが
  分離してしまった状態

このうちカイロプラクティックなどの手技療法や保存療法(手術をしない治療法)の対象となるのは、レベル2までです。
まずはヘルニアの状態を正確に知って一番適切な治療を受けるようにしましょう。


また、先にも述べましたが、たとえ整形外科でヘルニアだと診断されても、それが直接腰痛の原因になっているとは限らないことを知っておいた方がいいですし、カイロプラクティックではそのような画像検査に写らない潜在的な原因の腰痛にも対処できますので、手術する前に保存的治療を納得の行くまで試してみることをお勧めします。



 慢性腰痛変形性脊椎症・椎間板症・腰痛症)
腰の痛みがおきてから痛みが3ヶ月以上続くような場合を慢性腰痛といいます。
脊椎が変形してたり、椎間板に変性が起きていたり、筋肉や筋膜の緊張が強くなっていたり原因は様々です。いろいろな治療を受けてみたがしばらくするともとに戻ってしまうという場合も多いようです。

このような患者さんによく見られるのは生活習慣からくる姿勢の悪さです。
本来、背骨は腰の部分は前方に、胸の部分では後方に、頚部では前方に少し弯曲し緩やかなS字カーブを描いた状態が正常なのですが、慢性腰痛を訴える方は、腰椎の弯曲がなくなってしまっていたり、逆に後方に弯曲してしまったりしている人が多くみられます。これはデスクワークで机に座る姿勢が悪い人や、長時間かがみ仕事を続けている人などによくある傾向です。
腰椎自体がそのように変形してしまうとなかなか改善は難しいですが、背骨を支える筋の筋力低下などが原因の場合は、運動療法が効果的です。
運動療法には次のようなものがありますので毎日根気よくおこなってみてください。

1.腹筋の強化:
  仰向けになり両膝を曲げる。
  ゆっくり上半身を起こす
  (おへそを覗き込む)。
  5秒静止して、ゆっくり戻す。
  1セット10回を1日2セット以上。
2.背筋の強化:
  うつぶせでお腹に2つに折った
  座布団を入る。上半身を起こす。
  5秒静止して、ゆっくり戻す。
  1セット10回を1日2セット以上。
3.背中とお尻のストレッチ:
  仰向けになり片膝を両手で抱え
  胸の方へひきつける。
  10秒を2セット以上
4.太もも後ろのストレッチ:
  仰向けで片方の太ももを垂直に上げ、
  両手で抱えた状態で膝を伸ばす。
  10秒を2セット以上

効果が出るまでには2−3ヶ月かかる場合がありますが、根気よく続けましょう。
また、痛みがひどい場合は中止して様子を見ながら行ないましょう。

当院では筋・筋膜のリリース、筋肉の緩和操作、腰椎・骨盤の矯正などで症状を改善するとともに、運動方法や、良い姿勢で生活することをアドバイスしています。

 仙腸関節障害
重い物をもったことなどにより骨盤の仙骨と腸骨の間にある仙腸関節が歪んでしまったり、仙腸靱帯が捻挫してしまったりしておこる腰痛を仙腸関節障害といいます。痛みは仙腸関節の局所痛や、太ももの後ろに関連痛が出ることもあり、椎間板ヘルニアなどの腰痛との鑑別が必要になります。
このような腰痛では、原因が分かりにくくマッサージや牽引などの治療を行っても効果はあまり得られません。

ゆがみの場合はカイロプラクティックによる矯正がもっとも有効です。
また、仙腸関節捻挫の場合は骨盤ベルトを巻きつけてしばらく固定すると良いでしょう。


 椎間関節症候群
背骨を構成する椎骨は椎間板と後部にある左右2つの椎間関節で上下の椎骨に連結しています。椎間関節にズレが生じたり、関節軟骨がすり減って刺激しあったり、滑膜ひだという部分が関節に挟まれたりすると腰痛が起こります。
腰を反らせたときに局所痛が生じ、神経症状は伴わないのが特徴です。
逆に腰を前にかがめると痛みが緩和します。

椎間関節性の腰痛にはカイロプラクティックの矯正が効果的です。


 圧迫骨折
お年寄りで骨粗鬆症の方が、重い物を持ったときや、くしゃみをして前かがみになったときなどに、急に腰が痛くなったというような場合は、圧迫骨折が疑われます。
姿勢は前かがみになり腰が伸ばせなくなります。これは背骨を構成する椎体の前の部分が押しつぶされた状態になって起こるものです。好発部位は下部胸椎から上部腰椎の間の胸腰部と言われる部分です。

このような場合は整形外科を受信し画像検査を受けましょう。数カ月間コルセットを装着して治療する必要があります。


 腰椎脊柱管狭窄
お年寄りに多く見られる症状です。
脊髄の通り道である腰椎の脊柱管という部分が、何らかの原因で狭くなり、そこを通る脊髄神経が靭帯や骨などで圧迫されて、腰痛や下肢痛、しびれなどが起こります。また、少し歩くと腰や足がだるくなって歩けなくなり、前かがみでしばらく休んでいるとまた少し歩けるようになる間欠跛行とうい症状が現れます。

尿漏れや残尿感、肛門周辺にしびれがある場合は重症で手術が必要なケースもあります。

軽度の場合は保存療法で効果があります。
脊柱管狭窄の患者さんは、姿勢に問題がある場合が多く、当院では背骨が正常なS字カーブになるように施術を行い、体操を指導することで改善をはかります。


  ぎっくり腰
腰をかがめた時や高いところの物を取ろうとしたときなどに、急に腰がギクッとなって強い痛みが出ることがあります。ひどい場合は動けなくなってしもうこともあります。これは腰周辺の筋肉や筋膜、腰部の靭帯などが損傷したり捻挫を起こしてしまったりしている状態で、いわゆるぎっくり腰です。
レントゲンを撮っても骨には異常はなく、椎間板ヘルニアのように足やお尻にしびれ等は出ません。
このようなときはまずRICEとよばれる応急処置をとると良いでしょう。
RICEとは
 Rest(安静)、
 Ice(アイシング)、
 Compression(腰椎ベルトなどによる圧迫)、
 Elevation
 (挙上:損傷箇所が腕などの場合心臓よりも
  高い位置に保つ)
の略です。

下手に動くと症状を悪化させることがあるので、2−3日は安静にして過ごしましょう。その間、氷や保冷剤などでアイシングを1時間の中で15−20分行いそれを繰り返すとよいでしょう。数日から1週間ほどで痛みは取れてくると思います。痛みが取れない場合は整形外科でX線検査をうけたほうがよいでしょう。
ぎっくり腰になりやすい人は、腰部や股関節の筋肉や関節が硬くなっていたり、疲労がたまっていたりする場合が多いので、定期的に予防の意味で施術を受けることをお勧めします。


 姿勢性腰痛
反ったり、屈んだりしても痛みはないのに長時間同じ姿勢を続けると痛みが現れ、その姿勢をやめると痛みがおさまるような場合は姿勢性の腰痛です。
原因は長時間同じ姿勢を続けることで筋肉が疲労する為です。長時間のパソコン作業、車の運転、農作業など前かがみの姿勢でおこることが多いようです。筋肉・筋膜が癒着を起こしている場合もあります。

このような症状では、まず自分の姿勢をチェックすることが大切です。
多くの場合、座ったときに腰の前方への反り(前弯)が失われ、後ろに丸まって横から見ると背骨が猫背になりC型になってしまっています。腰がやや前に反った良い姿勢を心がけましょう。

当院では、姿勢を改善するために脊柱の柔軟性を高め、椎骨や骨盤の歪みを矯正し、筋肉の緩和やストテッチ、リリースを行って症状の改善をはかります。


 脊椎分離症・すべり症
本来ならきちんと積み重なっているはずの腰椎が、後部の骨折(分離)により、前方にずれてしまっている状態をいいます。先天的に分離している場合もありますが、激しいスポーツなどにより分離することが多いようです。
また分離がなくても老化などにより靭帯、関節包や椎間板が緩んですべりが生じる場合もあります。
慢性的な腰痛や間欠跛行などの脊柱管狭窄の症状がでる場合があります。

しかし、多くの場合、分離症やすべり症がレントゲンで確認されても、これが直接腰痛の原因になっているわけではありません。整形外科ではレントゲンで分離症が確認されると、それを腰痛の原因に直接結びつけ、患者もそうだと思い込みますが、実際のところ分離症・滑り症があっても無症状の人はいくらでもいます。椎間板ヘルニアと診断されて手術しても坐骨神経痛の症状が全く改善しないのと同じです。
このような場合、別のところにレントゲンでは写らない原因が潜んでいるため、一般的な腰痛と同様に触診などによりそれを見極めて施術することで症状が改善するケースが多く見られます。

また、滑り症では腰椎過剰前弯が見られるケースが多いので、それを改善するような筋力トレーニングやストレッチを指導します。


 梨状筋症候群
しばしば坐骨神経痛を引き起こす原因の一つに梨状筋による坐骨神経の圧迫があります。
殿部痛と下肢のだるさ・痛み・しびれなどの症状が現れます。
梨状筋は股関節の一番深いところにある筋肉で、股関節を外側に回旋させる機能があります。
梨状筋のすぐ下を坐骨神経が通過していることから、この筋がこると坐骨神経痛を生じます。

筋肉緩和操作や筋膜リリース、ストレッチなどによって症状を改善させていきます。

 その他の腰痛
いろいろな原因でおこる腰痛について説明してきましたが、筋肉骨格系以外の原因でも腰痛が起こることがあります。

例えば感染症や内臓の病気などによるものです。感染症の場合は発熱や炎症を伴います。熱が出て腰が痛いことはインフルエンザなどでもよくある症状です。
夜間痛や姿勢を変えても痛みが変化しない場合は、内臓の病気から来る腰痛かもしれません。
腫瘍の場合は急激な体重減少や、骨に転移してちょっとしたことで骨折してしまうというような症状を伴うことがあります。これは特に高齢者に多く見られます。

また精神的ストレスから腰痛が起こることもあります。

これらの腰痛はカイロプラクティックの対象外です。何度施術を受けても全く症状が改善しない場合は内科などで検査してもらうことをおすすめします。


 坐骨神経痛
殿部から下肢後面にかけて起こる痛み・だるさ・しびれなどを坐骨神経痛といいます。
これは下部腰椎や仙骨から出る坐骨神経という太い神経に圧迫や炎症がおこり、その支配領域である殿部から下肢後面に神経痛が生じるものです。

坐骨神経痛の原因は、
 ヘルニアによる神経根の圧迫、
 腰椎の変形(骨棘という出っ張りができる)、
 脊柱管の狭窄
 腰椎すべり症
 殿部の筋肉の緊張
 太もも後部の筋肉の緊張
 骨盤・腰椎の歪み、
 感染症(ヘルペスなど)
など様々で、原因に応じた対処が必要です。各項目をご覧ください。

 下部交差症候群
下部交差症候群とは、腰椎の過剰前弯を伴う姿勢の異常からくる様々な症状のことをいいます。そのような姿勢になる原因としては、次のようなことがあげられます。

  腹筋の筋力低下
  殿筋の筋力低下
  脊柱起立筋(背筋)・
  腰方形筋の緊張
  大腿直筋・腰筋の緊張

ここで、体を真横から見て、筋力低下している筋肉どうし、緊張している筋肉どうしを線で結ぶとX印になることから下部交差症候群と呼ばれます。
特に肥満の人や妊産婦によく見られる症状です。

このような姿勢を長期間続けていると、
椎間関節(背骨後方の関節)が干渉し合い痛みを生じたり(椎間関節症)、椎間板変性を起こしたりして慢性的な腰痛・殿部痛の原因になります。
また神経が刺激されて下肢痛が生じることもあります。
さらには、脊椎分離症やすべり症に発展する場合もあります。

このような症状では、筋力が低下している腹筋や殿筋を強化し、緊張している筋肉を緩和することが必要になります。
カイロプラクティックでは硬くなった筋肉を筋膜リリースやストレッチなどの手技により緩和するとともに、骨盤・腰椎の矯正を行い症状の改善をはかります。また、筋力アップのためのエクササイズなども指導します。


股関節の症状
 股関節骨折
高齢者の骨折で結構多いのが股関節骨折です。
転倒等によって骨折しそのまま寝たきりになってしまうことも珍しくありません。
素因としてあげられるのが骨粗鬆症です。
日頃からしっかりとカルシウムを摂取し運動して、骨密度が低下しないように気を付けなければなりません。
転倒しないように気を付けることも大切です。
家の中の段差をなくし、必要に応じて杖を使用しましょう。
骨粗鬆症以外に癌や内分泌系の病気で骨がもろくなっていることもあります。
定期的な健康診断で予防するようにしましょう。


 股関節の疲労骨折
若い運動選手で、特に長距離走、体操競技、ダンスのなどの選手では、まれに股関節が疲労骨折を起こすことがあります。
大腿骨頭と大腿骨体をつなぐ大腿骨頚部と言われる部分が、繰り返しのストレスにより弱くなる為です。
レントゲンにも映らないことが多く、検査でわかりにくい症状の一つです。

症状が安定している場合は、弾性のあるサポータを使用し2週間ほど安静にして、自転車や水泳などの体重のかからない運動でリハビリを行います。


 大腿骨頭すべり症(若年性内反股)
肥満児や成長期の子供にまれに見られる症状で、大腿骨頭部の骨端軟骨にすべりが発生し、股関節に痛みを訴えます。
慢性の場合、痛覚消失になることがあります。膝痛のみを訴えることもあります。
半分ぐらいのケースは外傷に伴って起こります。
手術が必要な症状ですので整形外科を受診することをお勧めします。


 無血性壊死・ペルテス病
4−9歳の男の子で、股関節に痛みがありびっこを引く場合、ペルテス病が疑われます。
この病気の患者の8割は4−9歳の男の子です。
これは大腿骨頭部への血液の供給が不足して、この部分が壊死を起こす病気です。
幼児では自然治癒するケースもありますが、装具や手術が必要な場合もありますので、整形外科を受診することをお勧めします。


 股関節の滑液包炎:転子下包炎
滑液包というのは、筋肉や腱などの摩擦の多いところの滑りを良くするために、おかれた滑液の入った袋のことを言います。
体中の関節の近くのあちこちにありますが、これが繰り返しの摩擦によって炎症を起こすと滑液包炎になります。
転子下包炎は股関節のすぐ下の横から触って硬く飛び出しているように感じられる大転子という部分の少し下にある転子下包の炎症です。
触診で飛び上がるほど痛いこともあります。

骨盤や下肢の矯正によって歪みを正し、股関節外転筋をストレッチ・緩やかなフリクション・テクニックを施すことで痛みを改善していきます。


 股関節の滑液包炎:腸恥骨包炎・腸腰包炎
滑液包というのは、筋肉や腱などの摩擦の多いところの滑りを良くするためある滑液の入った袋のことをいいます。
体中の関節の近くにいくつかありますが、これが繰り返しの摩擦によって炎症を起こすことを滑液包炎といいます。
腸恥骨包や腸腰包は股関節前側にある滑液包です。痛みは鼠径部より少し下あたりに出ます。

骨盤や下肢の矯正によって歪みを正し、股関節屈曲筋をストレッチ・緩やかなフリクション・テクニックを施すことで痛みを改善していきます。


 股関節の滑液包炎:坐骨包炎
坐骨包炎は、硬い椅子に長時間腰かけていた後などに下肢の後面に坐骨神経痛に似た痛みが出ます。
若い運動選手ではハードな練習で太ももの後ろの筋肉が過度に緊張すると坐骨包炎になることがあります。
長時間の立位によっておこることもあります。

殿部や太ももの後部のストレッチや筋膜リリースを行い、ストレッチ・緩やかなフリクション・テクニックを施すことで痛みを改善していきます。安静にして刺激的な活動を避けることが大切です。
空気枕などの柔らかいクッションの上に座るようにしましょう。


 股関節の滑液包炎:転子包炎
これも股関節の周辺で起こる滑液包の炎症の一つです。
転子包は股関節を覆う筋肉(大殿筋・中殿筋など)の下にあり、運動のし過ぎや打撲によって炎症がおこると、股関節や大腿の外側に深部痛・鈍痛・刺痛などが起こります。痛みは夜間に悪化する傾向があり、ランニングの後など使い過ぎにより痛みが悪化します。
関節の痛みと区別しにくい症状です。

当院では、フリクション・テクニック、アイシングやストレッチなどにより症状の改善をはかります。


 股関節捻髪音
股関節を曲げたり伸ばしたりするとポキポキ音がする場合があります。
これは股関節の筋肉の腱が骨の突起や滑液包で弾かれるときに出る音です。
このような場合は、音が出る場所によってどこが悪いのかを特定することができます。

痛みが無ければ特に問題は有りませんが、筋肉が固くなってしまっていることが多いので、ストレッチ等が効果的です。

それ以外には関節が引き伸ばされたり、強く曲げられたりしたときに関節包内の滑液の圧力が変化し中に溶け込んでいた気体が泡になりそれが弾ける時に音がする場合や、
稀ですが、関節内に軟骨の破片があることもあります(関節ねずみ)。


 リウマチ性関節炎
リウマチ性関節炎は25歳から55歳ぐらいの女性に多い病気です。
股関節や膝、手指など様々な部位に症状が現れます。
股関節の腫れ、強張り、可動域制限などは代表的な症状の一つです。
進行すると大腿骨や手指の変形などの症状も伴います。
血液検査によって診断が確定します。リウマチの専門医を受診しましょう。


 変形性股関節症
変形性股関節症は、中年〜高齢の女性に多い症状です。
 ・股関節のこわばり
 (あぐらがかけない、前に曲げられない等)
 ・外股で歩くようになる
 ・鼠径部、股関節、殿部などに痛み
 ・起床時に関節がこわばる
 (30分以内に解消することが多い)
 ・長時間の立位・歩行で症状が悪化 
 (特に階段の昇り降り)
 ・進行すると歩行困難
 ・年々症状が悪化

これは、大腿骨とそれを受ける寛骨臼の軟骨がすり減ってしまって骨どうしが直接こすれるためです。またすり減った部分は骨に変形が生じ可動域が狭くなってしまいます。それにともない股関節周辺の筋肉が萎縮し硬くなり痛みが出ます。

先天的な股関節脱臼がある人や肥満で常に股関節に過剰な負荷がかかっている人がなりやすい傾向にあります。とくにサッカー選手はこの症状がでるリスクが高くなります。また股関節に外傷を負った場合もこの症状がでやすくなります。

適切な減量と股関節に荷重がかからない運動(水泳、水中運動、自転車など)が症状の改善に効果的です。
初期症状の段階ではカイロプラクティクによる施術も有効です。
当院では下記に考慮して症状の改善をはかります。
 ・筋肉緩和操作・ストレッチ等による股関節周辺筋のバランス調整
 ・股関節の可動域改善
 ・股関節周辺組織の癒着改善
 ・下肢・骨盤・脊柱の矯正による姿勢を改善
 (股関節への負担低減のため)

進行してしまうと保存的治療(手術しない治療法)での改善が困難になりますが、人工股関節への置き換え手術は、保存的治療を最低数ヶ月試してみても効果がない場合、最後の手段として行うべきでしょう。


 股関節のインピンジメント症候群
関節の症状の中では変形性股関節症とともに、多くを占める疾患です。
股関節の前側に痛みがでて、屈曲の可動域制限が生じます。
股関節の大腿骨頭によって周囲の軟部組織(関節包や大腰筋腱)が挟まれることが原因になっています。

カイロプラクティックによる施術が効果的な症状です。

当院では下記に考慮して症状の改善をはかります。
 ・筋肉緩和・ストレッチ等による股関節周辺筋の調整
 ・股関節の運動学的なバランス改善
 ・股関節の可動域改善
 ・股関節周辺組織の癒着改善
 ・下肢・骨盤・脊柱の矯正による姿勢を改善
 (股関節への負担低減のため)

鼠径部・大腿部の症状
 恥骨結合炎
骨盤の一番下の部分にある恥骨結合におこる炎症で痛みを生じる症状です。
原因はスポーツや格闘技での股さきや股間の圧迫などによる外傷性のものです。
恥骨に圧痛があり、内転筋の筋力検査で痛みが出ます。
安静を保ち、サイドキックや横歩きなどの刺激的な運動をさけることが必要です。

カイロプラクティックでは内転筋のストレッチや筋膜リリース、骨盤の調整を行ない症状の改善をはかります。


 内転筋断裂
スポーツ選手で特にけったり走ったりする競技でよくおこる症状です。
鼠径部が急に引っ張られて力が入らなくなります。太もも内側の内転筋の断裂部分や恥骨部分が痛みます。
急性期にはアイシングや患部を安静に保つことが必要です。
その後ゆっくりとしたストレッチを行い、時間をかけてスポーツに復帰することが必要です。

 ハムストリングス断裂
活発な運動選手や普段はデスクワークをしている人が週末にたまに運動するような場合に起こりやすい症状に
ハムストリングスの断裂があります。膝を伸ばした後に大腿後部が突然引っ張られて痛みが走ります。
この時パチッという音がすることもあります。
これはハムストリングスという太ももの後ろ側にある膝を曲げる筋肉が断裂しておこる症状です。
膝の曲げ伸ばしで損傷した部分に痛みが起こります。
このような場合はまず安静を保ち、アイシングを15分〜20分行います。
テーピングなどを施し、場合によっては松葉杖などを使用し安静を保ちます。
回復には、程度によって2週間〜数カ月かかります。
運動前のストレッチや日頃からハムストリングをケアすることで予防・再発防止に心がけましょう。


 大腿四頭筋断裂
走ったり、キックをミスしたり、急に止まったりした時などに、大腿前側に突然引っ張られるような痛みを感じる症状です。
大腿四頭筋という太ももの前側の筋肉が急激な収縮により断裂した状態です。
膝の曲げ伸ばしができなくなったり、痛みを感じたりします。
このような場合はまず応急処置としてアイシングを行います。
氷で痛い部分を15分程度冷やしてください。
できるだけ安静を保ち、場合によっては数日間は松葉杖を使用します。
症状が改善してきたらできるだけ早く注意してストレッチなどを行うようにします。
完全断裂の場合は手術が必要なので整形外科を受診しましょう。


 大腿神経痛
大腿神経痛では大腿部の外側に感覚異常やしびれがおこります。
長時間座っていると鼠径部で大腿神経が圧迫されてしびれるケースが多いようです。
肥満の人がなりやすく、ズボンの前ポケットに物をいているとそれによって神経が圧迫されることもあります。

問題になっている部分の筋膜リリースを行い、骨盤・脊柱・股関節の矯正、可動域改善、股関節の前側にある筋肉のストレッチを行うことで症状を改善していきます。必要に応じてダイエットを行います。
長時間の座位を避けることも大切です。

 ハムストリングス症候群
坐骨結節(硬い椅子に座った時椅子に直接当たるおしりのでっぱった部分)に痛みがあり、太ももの後ろに痛みが広がる症状です。短距離のアスリートに多く見られます。
坐骨結節にはハムストリングスという太もも後部の筋肉が付着しており、この緊張が強くなるとその間を通る坐骨神経を圧迫してしまうために、痛みやしびれが生じます。

ハムストリングスの筋膜リリース・緩和操作、腱へのフリクション・テクニック、骨盤・腰椎・股関節の矯正などにより症状の改善をはかります。

膝関節の症状
 変形性膝関節症
高齢者に多く見られ、膝のこわばり、歩行・階段の上り降りで膝の痛み、関節の腫れ、O脚などの症状が現れます。
レントゲンで見ると膝関節の隙間が狭くなっています。
これは半月板や関節軟骨が老化によってすり減ってしまっている状態です。
すり減った部分に変形が起こり骨棘という出っ張りが生じることもあります。
すり減ってしまった軟骨は再生ができないため、治療はそれ以上症状が悪化しないようにすることに焦点をあてて行います。
太ももの前側の筋肉を鍛えることで、膝が安定し膝にかかる負担を減少させることができます。
また血行が促進され関節包の中に溜まった老廃物を排出する作用がるため、痛みを軽減することができます。

カイロプラクティックでは膝関節の矯正、内外の筋肉の調整、癒着の剥離などを組み合わせることで、膝蓋骨の運動を改善し、症状の改善をはかります。

サプリメントに関しては効果があるという研究結果と、効果がないという研究結果があり、さらなる研究が必要でしょう。

人工関節への置き換え手術は、いろいろやっても効果がなかった場合の最後の手段とするべきでしょう。


 ジャンパーズ・ニー
運動選手で膝のお皿のすぐ下が痛む場合は、ジャンパーズニーが疑われます。
これは、膝蓋腱・膝蓋靭帯に繰り返しストレスがかかった結果、膝蓋腱が炎症を起こしている状態です。
ランニングやジャンプなどのスポーツでは起りやすい障害です。
急性期には安静・アイシング・ストレッチなどが重要です。

カイロプラクティックでは膝蓋靱帯の癒着を剥離することで症状の改善をはかります。
急性期が終わったら徐々に運動療法を開始するとよいでしょう。

障害があるままで運動を続けることは、慢性化、重症化、選手寿命の短縮などの事態を招くことになりかねません。


 オスグッド・シュラッター病
オスグッド・シュラッター病は成長期の若い運動選手の膝下部分に痛みがでる障害です。
膝下に鈍痛、腫れ、痛みなどが起こります。両方の膝に症状がでることも珍しくありません。
ランニングやジャンプを繰り返すことによっておこる骨端症で、痛みは膝下の脛骨粗面という部分におこるのが特徴です。

初期には安静・アイシング、運動の適正化などが重要で、大腿四頭筋のストレッチも有効です。

カイロプラクティックでは膝蓋靭帯のリリース(癒着剥離)や膝・足の関節の調整を行うことで症状の改善をはかります。


 膝蓋骨運動障害
膝の前側に痛みがあり、
曲げ伸ばしや階段の昇り降りで痛みがでたり、
しゃがむときに関節から音がしたりする場合は膝蓋骨運動障害が疑われます。
これは膝上の筋肉の外側が硬くなり、内側の筋力が低下することで、膝蓋骨の軌道が正常な状態に比べて外側寄りに変化するため、
膝のお皿周辺の組織が刺激されて痛みがでるものです。

膝を安定させるための運動、テーピング、筋・筋膜リリースや、足・踵・膝・股関節などの矯正によって改善していきます。


 腸脛靱帯症候群
ランニングをする人で膝前外側に痛みがあり、特に下り坂で痛みで悪化するような場合は、腸脛靱帯症候群が疑われます。
これは腸脛靱帯といわれる大腿部外側にある大きな靭帯が大腿骨外側上顆にこすれるために起こる症状です。

腸脛靱帯をストレッチ、筋膜リリースなどによって改善してゆきます。
急性期にはランニングやジョギングなどの練習量の調整が必要です。



 O脚・X脚(内反膝・外反膝)
 骨盤の外方にあるASISという出っ張った部分と膝蓋骨の中心を結ぶ線と、膝のすぐ下にある脛骨粗面と膝蓋骨の中心を結ぶ線のなす角度をQアングルといいます。
Qアングルは男性は13〜15°、女性は18〜20°が正常値といわれており、これより小さいとO脚(内反膝)、大きいとX脚(外反膝)ということになります。つまり膝は正常でも、やや外反していることになりますが、正常値より大きいか小さいかでO脚・X脚を判断します。
 簡易的な検査方法としては、立った時、足首の内側はくっ付くが膝の内側が指2本半分以上離れる場合はO脚、膝はくっ付くが足首の内側が9〜10cm以上離れる場合X脚と判断します。

O脚・X脚には構造的なものと機能的なものがあります。
構造的なものとは、骨の変形によってO脚・X脚になっているもので、変形性の膝関節症によるO脚などがその例です。構造的なものは矯正によって改善することはできません。
機能的なものとは、骨の変形はないけれど、膝に付着する筋肉のアンバランスや、足首、股関節、骨盤などの歪みやくせによってO脚やX脚になっている場合です。これは原因を見つけ出して、対処することで、改善していくことが可能です。

膝のアライメント(整列度)には個人差があり、正常値から外れているからといって、一概に異常だとは言えません。痛みがなければ、無理に矯正する必要はないと考えます。


下腿の症状
 シンスプリント
硬い路面を走ったあとなどにふくらはぎやすねが痛くなった場合、シンスプリントという傷害が疑われます。
シンスプリントという言葉は定義が曖昧な症状ですが、腱や筋の捻挫、炎症、骨膜炎などが原因になります。
シンスプリントは前方と後方に大きく2つに分けられます。
前方シンスプリントは前脛骨筋、長母趾伸筋、長趾伸筋などの問題です。
後方シンスプリントは後脛骨筋、長母趾屈筋、長趾屈筋などの問題です。
これらの筋は衝撃を吸収したり、足関節を安定化させたりする働きがあります。

症状が出た場合はまず安静にして、運動を休むようにしましょう。
カイロプラクティックでは、関節の調整、筋膜リリースやスポーツテーピングによって症状の改善をはかります。


 コンパートメント症候群
運動選手で運動後に下腿の痛みやつり、足の感覚麻痺・感覚異常などの症状がでる場合、
コンパートメント症候群が疑われます。
ふくらはぎの部分を断面で切ると4つの区画(コンパートメント)にわかれています。
慢性のコンパートメント症候群では、運動などによってその区画の内圧が上昇しすぎると筋肉に損傷が起こったり、
神経が圧迫されて足に感覚異常が起こったりします。
骨折や外傷によって炎症がおこり、急性のコンパートメント症候群になる場合があります。
このような症状の場合は1〜2ケ月の休息が必要になります。

カイロプラクティックでは運動を行う路面や靴、運動の強度などの外的な要因と、
筋のアンバランスや柔軟性、関節の歪みなどの内在的な要因の評価を行い、
矯正や筋膜リリースなどの手技により症状の改善をはかります。


  アキレス腱炎
ジャンプやランニング後にアキレス腱が痛い場合はアキレス腱炎が疑われます。
踵のアキレス腱付着部から2cmぐらいのところに、腫れや痛みが生じ、触診によって刺すような痛みや焼けるような痛みを感じます。
悪い走り方やふくらはぎの筋肉の硬さ、足の関節の歪み(回内)などが原因になるようです。
アキレス腱は網目状の腱鞘で覆われており、特にこの部分は運動によって大きな負担がかかります。
子供では骨端症(成長痛)などが起こりやすい部分でもあります。放置するとハグルンド病という踵の骨が肥大化した状態になることもあります。
アキレス腱炎では、まず安静にし、アイシングを施します。
刺激的な運動を避ける事も必要です。

カイロプラクティックでは筋膜リリースやフリクション・テクニックを施し、足の関節を矯正することで症状の改善をはかります。
初期には弾性のあるテーピングも有効です。自宅で行うリハビリなども指導します。


  脛骨 疲労骨折
疲労骨折の半数は脛骨でおこるといわれています。
ランニングなどにより衝撃的な負荷が繰り返しかかるスポーツを長期間続けていると、すねの中央や1/3あたりが痛くなり、続けていると痛みを許容できなくなってきます。このような場合は疲労骨折が疑われます。
骨は絶えず破壊と再生を繰り返し、新しい骨に入れ替わっていますが、運動のし過ぎで、常に骨にストレスがかかり、再生が間に合わない状態になると疲労骨折を起こします。

このような場合、通常は固定は必要ありませんが、数週間衝撃的な運動を制限なければなりません。衝撃の小さい運動から十分な時間をかけて本格的な運動に復帰するようにしましょう。
カルシウムの補給や運動内容の見直しも予防に有効です。


 下腿のつり (こむらがえり)
こむらとはふくらはぎのことですが、スポーツの最中や寝ていて伸びをした時などに急にふくらはぎが痙攣を起こすことがよくあります。これがこむらがえりです。

こむら返りにはいろいろな原因があります。筋肉を動かすために、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルが不可欠なものですが、これが発汗などで失われると筋肉が痙攣してしまいます。水分の不足も原因になります。また、疲労や冷えなどでも起こるため、長時間冷たい水で水泳をした時などはつりやすくなります。遠泳や海水浴などでは注意しましょう。

つった場合はアキレス腱を伸ばすストレッチが有効です。また冷えたときには温めるとよいでしょう。
夜間につる場合は、寝る前にスポーツ飲料などで水分とミネラルを補給し暖かくして寝るようにしましょう。
夏、寝汗をかく場合は、温度が上がり過ぎないようにエアコンを活用しましょう。

坐骨神経痛の一つの症状としてこむら返りが起こることもあります。背中の脊髄神経や抹消神経が圧迫されて筋肉への情報伝達機能が低下することが原因のようです。そのような場合はカイロプラクティックが有効です。

末梢神経の障害を起こしやすい糖尿病や腎臓病などが原因になることもありますので、何度も起こる場合は病院にかかりましょう。

 足の症状
 内反捻挫 ・ 足関節内反
足首の関節が内側を向いた状態を足関節の内反といいます。人口の95%は足首が内反しているということなので珍しいことではありません。しかし内反が大き過ぎると土踏まずや膝、股関節、骨盤などそれ以外の部分にも影響を及ぼし、膝痛や腰痛などの原因になることがあります。
足底板や足首を動かす特定の筋肉を強化・ストレッチすることである程度は改善することができます。

足首が内反していると内反捻挫を起こしやすくなります。これはスポーツではよく起こる捻挫で、外側側副靱帯という足首の靭帯が断裂します。腫れがひどい場合は剥離骨折なども考えられるので整形外科を受診しましょう。
軽度の場合は安静にしアイシングなどを行いテーピングなどで固定します(RICE)。関節が変位している場合は外反方向に矯正します。亜急性の段階ではフリクション・テクニックや筋膜リリーステクニックにより回復を早めることができます。リハビリのメニューに従って徐々にスポーツへの復帰をはかります。


 足底腱膜炎
足の裏の土踏まず周辺に痛みがでる症状です。
足の裏は足底腱膜という弾力のある膜で覆われています。足底のアーチ(土踏まず)を弓とすると、この足底腱膜は弦の働きをしていて、歩行時に体重によってかかる衝撃を吸収しています。
歩き過ぎや合わない靴などでこの部分に負担がかかると、炎症をおこしたり微細な断裂を起こしてしまい痛みが出ます。
夜寝ている間に修復が進みますが、朝起きて歩き始めると再び断裂が起こるため、朝歩き始めに痛みを感じます。老化により腱の弾力が失われてくる中年以降に多く見られる症状です。

底の薄い平らな靴や踵のすり減った靴を避け、土踏まずをサポートするインソール(中敷き)の入った靴を履いて足の裏にかかる負担を減らしましょう。
また足底の柔軟性を高めるために、足の指で床に広げたタオルをたぐり寄せるような運動をして足底の筋肉を鍛えるようにします。

手技療法では足首・足根骨の関節の矯正や、フリクション・テクニック、筋膜リリースなどを行うことで、症状を改善させていきます。


 足背(足の甲)の痺れ
足背のしびれにはいくつかの原因が考えられます。
足底の痺れと同様に、坐骨神経痛の症状の一つとしてしびれる場合があります。
腰椎の椎間板ヘルニアなどで第5神経根が圧迫されると足背に、第4神経根だと親指側に、第1仙骨神経だと小指側に痺れが出るというある程度決まったパタンがあり、これを皮膚分節といいます。
腰椎の変形(骨棘)、腰椎すべり症殿部(梨状筋)大腿後部の筋肉(ハムストリング)の緊張など、ヘルニア以外の原因でおこる坐骨神経痛でも足背が痺れる原因になります。

もっと足に近い部分で神経が圧迫されてしびれる場合もあります。
足背には浅腓骨神経が枝分かれした内側足背皮神経・中間足背皮神経、腓腹神経由来の外側足背皮神経、母趾と第2趾の間は深腓骨神経などが分布しています。これらの神経がその経路のどこかで圧迫されると足背の痺れの原因になります。
浅腓骨神経は長腓骨筋の下(腓骨筋管)で圧迫を受けることが多いようです。
また深腓骨神経は伸筋支帯という足首のバンド状の組織で圧迫を受けることがあります。

圧迫箇所を特定して、原因に応じて筋・筋膜リリース、ストレッチなどの手技により症状の改善をはかっていきます。


 足底の痺れ (足根管症候群など)
足底の痺れにはいろいろな原因が考えられます。
多いのは坐骨神経痛の症状の一つとしての足底の痺れです。
腰椎の椎間板ヘルニアなどで第5神経根が圧迫されると足底に、第4神経根だと親指側に、第1仙骨神経だと小指側に痺れが出るというある程度決まったパタンがありこれを皮膚分節といいます。
腰椎の変形(骨棘)、腰椎すべり症殿部(梨状筋)大腿後部の筋肉(ハムストリング)の緊張など、ヘルニア以外の原因でおこる坐骨神経痛でも足底が痺れる原因になります。

また、坐骨神経は脛骨神経に枝分かれし、さらに外側足底神経・内側足底神経に分かれて足底の大部分を支配しています。これらの神経が足底付近で圧迫されても足底がしびれる原因になります。
足根管症候群はその一つです。足根管とは内果のすぐ下にある脛骨神経の通り道ですが、ここで圧迫が起こると足底に痺れが起こります。
それ以外に足底腱膜や短母指外転筋などによっても神経が圧迫されることがあります。

また糖尿病が進行すると抹消の毛細血管が破壊されるため、ちょうど靴下や手袋の範囲で痺れがでることがあります。この場合は内科的な治療が必要です。

このように足底の痺れには様々な原因が考えられるので、原因に応じた対応が必要です。
圧迫箇所を特定して、原因に応じて筋・筋膜リリース、ストレッチなどの手技により症状の改善をはかっていきます。



 外反母趾
足の親指が小指側に曲がった状態を外反母趾といいます。偏平足で親指が長い女性がなりやすい傾向にあります。ハイヒールを履くとさらになりやすくなるようです。悪化すると母趾の付け根の内側が肥大化し炎症を起こして痛みが強くなります。

軽度の場合は、先端に余裕のある靴を履き、ハイヒールで歩く距離を少なくします。土踏まずをサポートするような中敷きも使用します。さらに外反を矯正する装具を使用し、足底の筋肉をつけるための運動をするとよいでしょう。

手技療法では、母趾・偏平足・足関節などの矯正・モビライゼーション、足底の筋肉のリリース、母趾の関節包のりリースなどを持続的に行うことが有効です。

重度の場合は、整形外科で手術を行うことになります





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